「アンチエイジング」、「美肌効果」、「医食同源」という言葉が好きなNaoです。
健康も、美容も、内面から【食】から摂りたい。美食同源と言いたい。Naoです。
白木耳(シロキクラゲ)をご存知ですか?
中華の炒め物に入っている、黒い【キクラゲ】の方が、ポピュラーでしょうか。
きくらげ(黒きくらげ)とは、キクラゲ科キクラゲ属に分類されるキノコの一種です。一般的なキノコのように足があり、傘がある、という形ではなく、ケヤキに代表される広葉樹の枯れ木などに、まるで人間の耳がついたように生えています。そのため、漢字で書くと「木の耳(木耳)」と書きます。
世界各国で自生していることが確認されていますが、食用とするのは日本や中国をはじめとするアジア諸国のみで、欧米ではあまり食べることはありません。
今回は【白キクラゲ】が主役です。
東洋医学による白木耳(白キクラゲ)の効能
① 潤肺
東洋医学では肺とお肌の関わりが深く、肺を潤すことで美肌効果を得られると考えられています。
勿論、肺を潤すことにより空咳、口が渇く、声枯等にも良いです。
② お肌の保湿
白キクラゲはヒアルロン酸の保水力をもしのぐとも言われています。
紫外線や乾燥、雑菌、ほこりなどの外部刺激から肌を守ってくれる肌バリア機能も、肌の保湿が高まることにより正しく機能してくれます。美肌を守る上で保湿はとっても重要です。
③ 便秘の解消
水分を多く含ませる水溶性食物繊維が豊富な白キクラゲは、腸活にも一役かってくれます。
腸を整える(便秘の人はでるし、下痢の人は止まります。)
美肌効果が期待できる栄養素
白キクラゲ多糖体
白キクラゲ多糖体とは、白キクラゲから抽出される、透明で粘度の高い液状のものです。
化粧品の原材料にもなるその、美容に対する働きは…
①水分保持
②食欲抑制作用
③便秘改善効果
カルシウム
骨だけでなく肌とも密接な関係があり、カルシウムは以下の美容に対する働きは…
①新陳代謝の促進
②肌細胞同士を密着力肌キメを整える
③肌の潤いを閉じ込める細胞間脂質の合成を促進
ビタミンD
日光にあたることにより体内に合成されるビタミンD(脂溶性ビタミン)。
美容に対する働きは…
①血液中のカルシウム量を一定に保つ
②肌のバリア機能をサポート
③骨や歯が丈夫に
食物繊維
第6の栄養素とささやかれ始めている、食物繊維の美容に対する働きは…
①便秘の改善
②腸内細菌(善玉)を増やす
③コレステロールを下げる
鉄分
女性は毎月の月経で不足しがちな鉄分、美容に対する働きは…
①コラーゲンや粘膜の生成率アップ
②代謝の促進
③活性酸素を抑える
亜鉛
美容に対する働きは…
①抗酸化作用
②タンパク質の代謝 (=肌や髪の健康維持へ)あん
③新陳代謝の促進
アンチエイジング目的で食べてみませんか?
白キクラゲと&クコの実&ナツメの美容スープ(银耳枸杞红枣汤)
作り方
材料
白キクラゲ、棗(なつめ)、クコの実、氷砂糖(私はいつも業務スーパーで揃えています)
白キクラゲは、水で戻してから、きれいに洗って、石づき(硬いところ)を取り除き、食べやすい大きさに手でちぎる。
白キクラゲは花びらのような傘の中に小さなごみが入っていることがあるので、良く洗うことがポイントです。
洗った白キクラゲを鍋に入れ、水を加えて弱火でとろみがでるまでじっくり加熱する(約30分)
とろとろに柔らかくなったら、氷砂糖を入れて溶かし、くこの実と種をとって小さくちぎった棗(なつめ)を加えて出来上がり。
このまま、食べても美味しいですが、私は、冷蔵庫で冷たくしてから食べるのが好きです。
おまけ
棗(なつめ)の効能
中国には「1日に3個のなつめを食べれば、生涯若く見える」ということわざがあるほど、なつめは栄養価が高く滋養がある薬食として知られています。気と血を補う作用があり、女性にうれしい効果が詰まっています。また胃腸虚弱で疲れやすい人の胃腸を丈夫にし、穏やかな安神作用(あんじんさよう・あんしんさよう:精神安定作用)があります。食べ過ぎるとお腹が脹るので一日3個くらいまでがいいでしょう
クコの実の効能
楊貴妃が毎日食べていたと言われている美容フード、クコの実(ゴジベリー)。クコの実にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ニコチン酸(ビタミン3)や、カロテノイドの一種ゼアキサンチン、アミノ酸の一種ベタイン、さらにポリフェノールなど、非常に豊富な栄養が含まれています。棗と同じく血を元気にし、脾胃を強めて消化吸収能力をあげます。肝や腎を助けるので、目の保養や骨を強めることができます。
私は、この银耳枸杞红枣汤を、2年以上食べ続けています。貧血にもいいような気がしています。
もちろん、お肌の調子もいいです。
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